これは衝撃的な映画だった。
本人の事はあまり認知してなくて、その直前に観た、コンスタンティンのチャズか！って事くらいで。
まさか本人が父親を演じてるとは。
どんな気持ちで演じたのだろう。
そう思うと胸が痛い。
幼少期のトラウマから大人になって、ある種自傷行為的な事で色々悲惨な目にあってるようだから、それを癒すためのやはりセラピー的な事で演じたのかな。
自分の父親を演じるなんて未だかつて映画であっただろうか。
父親の目線になることで、見方が変わったり、許せる事などが出てきたりするのだろうか。
普通なら目を背けたい事。
なかなか出来る事じゃない。
そういう意味でも凄い映画。
あんまり日の目を見てない作品な気がするけど、色んな人に観てほしいなと思った。
音楽も良いし、絵的にもセンスの良い綺麗な映像、全体に漂う雰囲気も好きでした。
ラストの父親への想いみたいなのを言葉で語らずにうまく表現してる感じも良かった。
主人公の父親への愛情をすごく感じられたシーン。
写真とともにのエンディングも良かった。
あたたかいものが流れている良い映画。
