『でも全部偽物だ』(本編より)
シャイア・ラブーフの自伝的な映画。シャイア・ラブーフといえば、コンスタンティンで死んでしまう子、トランスフォーマーの普通っぽい子、というイメージだった(知っている所だと)。
クズな親でも親は親というか、、な作品。でも、子供にとって親と向き合う時間は楽しくもあり、苦しくもあり、様々な感情を思い起こさせられた。
鬱描写はやわらかめ。父子のやり取りは意外と明るい時も多いので、見易いかと。
夕焼けの風景、鉄塔、父子の笑顔・愛憎、キラキラしているのに切ない。主人公が真相を思い出していく展開も興味深い。
身内だからこそ、一度すれ違うとどうにもならぬ。ラスト、主人公が心の中で父親と語り合うシーン良かった。じわっと涙腺に珍しくきた。