世界でも例を見ない先進的芸術学校であったバウハウスでは学生の半数から1/3が女性だったが、その活躍の道は現代のレベルからは遠く及ばないほど限られたものであったことを描くドキュメンタリー。
バウハウス…
当時イケイケの芸術の最先端だった先生方でさえ、女性の芸術家を認めていなかったというのがびっくり。
だけど、そんな境遇の中でも女性たちはもがきながらその存在感を示し、現在も輝き続ける作品を遺していてす…
『バウハウス・スピリット』と合わせて「バウハウス100年映画祭」で。
この日は大工大の今井先生の解説トーク付き。先日の倉方、堀口両先生のトークに続いて今回もとても面白かった。
とりわけ、女性への不当…
このレビューはネタバレを含みます
【自分用メモ】
バウハウスについて盲目的に称賛するのではなく冷静に見ることができる視点を持っていて良かった。
クソみたいなミソジニーの中で潰されていった数々の才能を思うと心が痛くなる。
開校当初こ…
1920年や30年でガチガチの男尊女卑。まだ世界は変わっていない。
手紙などにはっきりと女を見下した記録が残っているだけありがたい。消えていないから知ることができた。
建築としてしか見ていなかったか…
バウハウス・スピリッツと一緒に観た。そちらに「人間のサイズ(180cmくらい)に合わせたデザインの建物」が出てきて、まあ人間って男性のことですよねと思ったり。この作品を観てやっぱりねと。そういったあ…
>>続きを読むバウハウスが理想として謳っていた平等精神も、実際は男系社会の女性蔑視のものであった、ということを説明したドキュメンタリー。女性が望んだ学科には入れず一段下で芸術と見られてなかった織物学科にほとんど入…
>>続きを読む門戸は開いたけれど、男女平等は理想に過ぎなかった。バウハウスの歴史の中で女性たちがこんな境遇だったとは。
素晴らしい才能がありながらも、女性というだけで報われない。
モホイ=ナジの妻もこんな風だった…
当時はちょうど女性の参政権が得られ、ボブやミニスカートなど自由に自分らしさを楽しむ現代的な女性が増えていたそう。ポスターのかっこいい女性陣を見てバウハウスに興味を持ったと言ってもいい。
一人一人の女…