ふきげん

娘は戦場で生まれたのふきげんのレビュー・感想・評価

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃいい

表紙がおどろおどろしいが、作品自体は苦しいアレッポ市内での日常と非日常が描かれている形

とはいえ、舞台は病院。生死の映像も多く、悲壮な叫びや、歓喜の産声もある

政治的な思想は分かりにくいが、個人の映像でありのままを映すというのがスタンスで、それで良いと思った

市街に落ちる砲弾や、それをリアルタイムで撮影し、世界へ発信できる世界観は想像と現実を生々しく繋げるが、世界が変わらない無力感もまた現実である

同じ空の下ではあるが、軽々しい共感はできない。
これもまた無力感だ
ふきげん

ふきげん