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娘は戦場で生まれたのmovieJackのレビュー・感想・評価

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
4.5
2016年シリア内戦により
敵対する反政府武装勢力等を掃討するため政府軍に包囲され
何ヵ月も「自国」の政府軍(酷すぎる…)や
政府軍を支援するロシア軍のヘリや戦闘機から空爆を受け続ける
当然一般市民も多く住む街アレッポ

近くに被弾し
まるで映画のように土煙が舞う病院内に
次から次に運び込まれる
一般市民の重傷者や既に息絶えた子供達

それでも街を捨てず暮らし続け
命を守るため激務の医師の夫と
惨劇を記録して発信し
世界や後世(我が娘)に伝えるべきという信念の母
極限状態での出産・育児・生と死の境界線・家族愛・窮地の中での人の強さ・紛争の残忍性等々が途切れることなく映され
どんな作り物の映像より勝る現実の説得力
女性(母親)目線による奇跡的な映像の数々は必見

コロナによる生活環境の変化
自粛疲れ
収入減少による先行き不安
外食や旅行に行けない…なんて
普通に生食出来る日々
平和ボケしてる私に
劇中でも映されている
美しささえ感じるクラスター爆弾(世界で使用禁止が叫ばれている)が直撃し爆散
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