足らんティーノ

呪いの館の足らんティーノのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
4.2
「憎しみが鐘を鳴らすのだ。人が死ぬと必ず鐘が鳴る」
イタリアホラーの大巨匠マリオ・バーヴァの最高傑作。
ゴシックホラーの美しさが凝縮されている。

「閉鎖的な空間でみんなから毛嫌いされてる人の憎しみと幽霊」というテーマは『白い肌に狂う鞭』とも通じるマリオ・バーヴァの主題。

呪われた村、ジメジメした感じ、通路が狭く人の目が気になる、迷信深い人々、明白にこの作品がJホラーに及ぼした影響を感じる。

無限に抜けられない部屋、無限階段、ボールを持った少女の幽霊。

呪術のために有刺鉄線の巻かれた少女の背中。

「あなたには十分な力がない」って、霊能力バトルキターって思ったら物理だった。

2022-252/字幕
足らんティーノ

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