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呪いの館のmasatのレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
3.0
なんと言う高級感。
そして、その場に、撮影している現場に“何か”を下そうとする演出意識。

人工的な色彩や照明にも関わらず、白い魂ボールが弾んでいる空間の空気や舞う埃、黴臭い匂いが、画面から溢れ出てくる。

イタリア映画没落前、怪奇とホラーを追求する異端の匠マリオ・バーバの文化遺産。
(本作の助監督は、一体何を学んでいたのか?)

カメラの動き、エゲツないズームの効果は、今でこそ芸術。
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