シャチ状球体

呪いの館のシャチ状球体のレビュー・感想・評価

呪いの館(1966年製作の映画)
3.5
マリオ・バーヴァのホラー映画。

ジャッロやスプラッターの基礎を作ったバーヴァだけど、改めて観るとクラシックホラーの香りをすごく残していることが分かる。
一般人ではなく比較的地位の高い人物が物語を回していくし、舞台も人里離れた呪いの館。おどろおどろしい効果音付きで恐怖を煽る音楽は古典らしさ満開ながら、一部のシーンで動き回るカメラワークは現代風。

オープニングを除けば後半まで恐怖シーンがほぼ無いことは現代から見ると冗長な部分もあり、クラシカルな趣を体験したい時にはピッタリの映画だと思う。
シャチ状球体

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