数年前に地方のミニシアターで鑑賞。逃げられない、キリキリと胃が痛む感覚は劇場ならでは。
故郷から遥か彼方の土地で、祖国を守るために戦う軍人の使命感が悪い方向にエスカレートしてしまった事件。
いわゆる予防攻撃は違法だが、それが罷り通る状況と同調圧力、閉鎖的な空気感の描写が見るものを圧倒する。
アレクサンダー・スカルスガルドの板についた、むしろ自然すぎる演技が怖い。口調、表情、威圧、暴力...
特に主人公に小銃を向けて去るシーンはよく訓練してらっしゃるな...と思って後で調べてみたら、どうやら兵役についていた方のよう。