これは邦題が悪いと思います。このタイトルだとネイビーシールズが無双する痛快アクションだと思ってしまいます…。原題はアメリカンウォーファイターでネイビーシールズというより米軍人のお話。兵士やその家族の苦悩を描くシリアスなミリタリードラマなので、痛快アクションを期待するとガッカリでしょう。
戦場における過酷さやPTSDなど戦争がもたらす兵士達への精神ダメージを描いています。何が原因かは分かり難く、イマイチ辛さや痛みが伝わって来ないです。
戦闘シーンは敵も味方も訓練を積んだ兵士とは思えない動きの悪さで萎えてしまいます。B級低予算だからアクションコーディネーターや、軍事アドバイザーを雇えなかったのか素人感満載で萎えてしまいます。
感傷的な音楽はなかなか良いと思います。現実なのか妄想なのかは割と雰囲気出していたが、ラストはそういう方向に行っちゃったかという感じでした…突然のファンタジーに面食らいました。
戦争の悲惨さか帰還したいと願う想いか、結局は何を伝えたいのか分かりませんでした…。
全く観れないという訳ではありませんが、おすすめは出来ない中途半端な戦争ドラマでした。