KUBO

君は愛にふさわしいのKUBOのレビュー・感想・評価

君は愛にふさわしい(2019年製作の映画)
3.0
浮気性のカレシと別れたリラは、次の恋を求めて様々な出会いを繰り返す。

フランス人の恋への貪欲さにはフランス映画を見る度に驚かされる。あったその日にセックス。その求め合うときのアニマル感。とても日本人には真似できない。

リラも出会った男たち(中には女も)と肉体関係を重ねていくが、恋ではないし、セフレってほど割り切った関係でもない。

この出会いを繰り返すリラの気持ちがよく伝わらない。元カレにどれだけこだわっているのか? 新しい出会いにどれだけ心ときめかせているのか?いないのか?

よく言えば、どこの誰にでも起こるうるリアルな等身大の恋模様なんだろうけど、運命の人が現れないダラダラ続く恋愛にも発展しない日々を見ていて楽しいものか?

主人公のリラが変わった魅力の女優だなぁと思って見ていたが、なんとこの主演女優アフシア・エルジさんが監督さんであった。元カレと別れた後も、モテモテの役なんだが、如何せん、目の下にクマがあって、いつも疲れた表情をしているのが残念。

あの中途半端で唐突な終わり方も含めて、どうオススメしていいか難しい作品でした。
KUBO

KUBO