「未体験ゾーンの映画たち2020」2本目。
盲目と妊婦がゾンビから逃げるという設定は、なかなか斬新で、生き残り率ほぼ0%の2人の物語はどうなるのか、気になっていたので鑑賞。
ゾンビ発生については、少し説明がありますが、主人公二人のバックボーンについては、殆ど語られず、謎解きがメインではなく、ひたすら逃げる話が主体なので、逃げて行く中で芽生えてくる二人の信頼関係が今ひとつ弱く、もう少しストーリーに二人のバックボーンを絡めると、ラストシーンが生きてきたんじゃないかと、ちょっと惜しいなというのが正直なところ。
今回のゾンビは、ロメロバージョンのノロノロゾンビ+いかんせん盲目と妊婦相手なので、立つより這い回っている方が多いのは、ご愛嬌。
ビックリ演出が随所に入れられていますが、主役が盲目である事を今一生かし切れておらず、ハラハラ感よりもダラダラ感を感じてしまいました。
とは言え、私的には嫌いな作品では無いんですが、今ひとつというところですか?
未体験ゾーンの映画たちらしい作品である事は間違いなく、これがまた、良いんですよね。