めんま

ラスト・クリスマスのめんまのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

想像を超えてきて、嬉しいです。
公開当時から確信がありましたが、今まで温めていたのが、なにかの引き寄せだったのかもしれません。今観て本当に良かったし、感動しました。
たくさん泣きました。

クリスマスの曲、時期を題材としてますが、中は単なる恋愛映画ではありません。

ベタな演出もあります。(ミシェルヨーとヘンリーゴールディングそれぞれ最高でした)
でも実はエミリアクラークの過去の体験、今の自分の病気にどう立ち向かい、どう一歩を踏み出すかが1番の映画なのですね。そしてその相乗効果により、周りの皆も幸せを感じていく。

彼女の病気は心臓の病だけではなく、ADHD/ASD傾向によるものもあるでしょう。
映画中はっきりとは病名を明示してませんが、当事者としてはっきり感じます。
彼女が発する言葉、態度から、生きづらさを感じているのが、すごくわかります。

彼女の周りの多方面からの"病気"の言葉の数々、ドクターとの診察、彼女への扱い方、彼女のやらかし、その他見られる特徴(物忘れ多い、物事の最中に他の事手をつけ始める、不注意、話聞いてない、反芻の多さ、でも愛想は良く接客には向いてる、片付けられない、先延ばし癖、見えないものへの恐怖による遅延、本当に怠く感じる、人間関係の問題、衝動性等)を考慮すると、当てはまるのかと思います。

彼女は天真爛漫であるけれど、一見気にしてなさそうに見えて実は空気も読めるし、自分がやってしまった申し訳ない事を認識したらちゃんと謝れるし、後からでも義理を感じれば誰がどうと関係なく正しいことをする。それこそが素敵な彼女の特徴。的確に描いてると思います。

金魚も、恐らくあの日以来ずっと引きずっていたんでしょう。反芻は得意なので、大変だったのでしょう。謝罪できる日が来て良かったですね。

心臓の病も重なってしまう生死を分ける出来事であったけれど、一大事を乗り越え、それは後の大きな人生の一歩になるんですね。

彼女のこの先の未来が明るいと願います。

Look upがいい言葉でした。

映画の選曲もすごく良かった。
変に冬のシーズンにみない方がしっかり見られていいかもしれない。

わかりきったことですが、エミリアクラークがかわいすぎる!!歌上手いし!なんなんすか。なんか、歌の映画も出てほしい。同い年だし、嬉しい。。ちなみに石原さとみも同い年です笑 関係ないか…
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