OP PICTURES＋フェス 2019 にて
川上奈々美さん演じる主人公は、ある過去のトラウマにより他人を拒絶し、タンブラーに温めた日本酒を入れ近所の神社の賽銭箱の裏に隠れているのが一番落ち着く女性。
それでもほんの些細な人とのお節介的繋がりから、やがて人生を見直し回帰していく小さなサクセスストーリー。
R15に再編集したとはいえ元々がR18ピンク映画なので当然エッチシーンはあります。でも見終わった印象はホンワカした小さな人間賛歌です。一種の群像劇テイストの構成で、メインのそれぞれの登場人物たちが皆んな愛おしいのが凄く良いです。
あの『全裸監督』でも好演していた川上奈々美さん。本作でも女優としての振り幅を実感させて今後が益々楽しみです。
