ピンフまんがん

セックスの季節 女優のお仕事のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

2.9
もともとの成人映画用タイトルは「 好色男女 セックスの季節」
R15+版タイトルは「セックスの季節」
そしてTV用タイトルは「愛人契約 エクスタシーの女」

これは最初から『映画とは女と銃である』というグリフィスの言葉の引用ってまた随分と大風呂敷だと思ったら、この作品はそもそもヌーヴェルヴァーグ、昔のフランス映画新時代の路線を思いっきり汲んだものになっているのね。古典映画のリスペクトが随所に見られる!?主人公の「ナナ」は完全に‘’あの名作‘’からなんでしょうね。
但しヒロイン、可愛いけどこのような役柄には申し訳ないけど合っていない。アンナ・カリーナというわけにはいかなかったようだ。また、ここまでやるのであればもう少し監督さんの主張が欲しかった。それでも、最近の日活ロマンポルノ5部作よりかは好感度あるし、新しいタイプのポルノ路線として面白い発想だと思った。