バーナデット ママは行方不明のガルベスのレビュー・感想・評価

過去に建築家として型破りな偉業を遂げてはいたものの、現在は主婦として成功している夫のサポートにまわるもママ友とも馴染めず孤立している女性が主人公。

ケイト・ブランシェットが主演で規格外の天才であることから、どうしても「TAR / ター」と比較して観てしまうのだが真逆のテイストで、こちらはじんわりとした喜劇風味があって見やすい。

反目するライバルママは、達者なクリステン・ウィグ。
ラスト付近も素晴らしく、小品ではあるのだけどリチャード・リンクレイター監督の持ち味が発揮された良作。