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バーナデット ママは行方不明のkaoのレビュー・感想・評価

4.8
「TAR」で笑わないケイト・ブランシェットさまがさんざん焼きついちゃったので、笑ったりするのか彼女は?と、違う役どころも観たくて今日は朝もはよから平日だってぇのにディズニーランドのある映画館へ。平日でもディズニーランドは結構な人出ですねぇ。

いやー、観てよかった!
南極は絶景だしエンドロールの見せ方がめちゃめちゃステキな映像で、何だコレとってもイイ作品じゃないですか?!大好きなシーンたくさんあって、小躍りするケイト・ブランシェット、娘と一緒にシンディー・ローパーの曲を歌うシーン、尺八で奏でるゾウさんのメロディの愛おしさよ、ふいうちのひたひたと押し寄せてきた感動、何の涙かわからないものが流れており、見終わったあと私は余韻に浸っている次第。
娘ちゃんを演じた彼女、とてもとても印象深い真っ直ぐな眼差し。将来楽しみだ。

私も娘を持つ親でもあり、かつ長年かかえる母と自分との軋轢から脱するべく、人生シニア後半にして南極ではないけれど街なか単独生活に踏み切って1年、という このタイミングでこの映画を観れたこと、「前に進む」というパワーワードをもらった気がする。

(余談)薬局のシーンで照明を指さして「デイル・チフーリ?」って言うシーン、おぉっ?てなりました。昔、吹きガラス教室に通ってた若い頃にデイル・チフーリの作品もいくつか見ていて懐かしい名前。外見ちょっと強面な海賊の親分みたいな風貌のガラス作家さん。
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