『ター』で孤高の天才コンダクターを演じたケイト姐さん．その三年前，天才建築家であるバーナデットさんを担当したのが本作．こんばんわ．三遊亭呼延灼です．
『ター』では結局その才能があまりにも高みにあった故に，誰にも正しく理解されることがありませんでしたが，バーナデットさんは幸運にも伴侶と，何度もの流産を乗り越えてとてもとても良い娘を授かることができました．そしてある事柄のトラウマと子育での合せ技で，キャリアを放棄してしまいます．そしてインタビューでのケイト姐さんの言葉通り，バーナデットさんは友達がお子だけという世間とは隔絶した生き方を選択します．当然ながら，そんな狭い世界に閉じこもっていれば，性格は歪み，さらには自身の生き方すらも見失いますが・・・
ケイト姐さんが達者なのは，今更私が云々する話ではございませんが，姐さんとがっぷり四つだったのが，娘であるビーの中の人エマ・ネルソンさん．あれですかね，エマって名前は漏れなく名女優になるとかってフラグでもあるんですかね．エマ・ロバーツは・・・うん，いい女優ですよねっと．それはともかく，この子がホントにいい娘で，オヂサンとしてはお持ち帰りしたくなりました．考えてみれば，バーナデットさんはそのビーさんが産まれた事でキャリアを諦めたわけで，その娘さんが今度はバーナデットさんのキャリア復帰を応援する．いい話じゃござんせんか．
いい話といえば，お隣の毒母オードリーさん．この方は今後，森林伐採や本邦での太陽光パネルを設置するために森を切り開く愚かさを世に広めていってくださることでしょう．
