素晴らしい作品ですね!
僕も分かっていたことですし、
皆さんももちろんご存知のこと、
「太陽は東から上る!」くらいの当たり前のことを敢えて言います!😅
ケイト・ブランシェット〜上手い!
上手過ぎる! こんな上手い人はいないですよね〜!
さあ、感嘆詞多用はこの辺にして、、
これは、僕の中で「何を劇場で観るか?
大レース!」で、一気に大作系を抑えてチョイスされた作品。
選ばれた(僕が選んだだけど😅)理由は
何と言っても、リチャード・リンクレイター監督への信頼度です。
恋人たちが人生の重要な場面場面で語り合い、結ばれ、別れ、そしてまた結ばれるという人生そのもののような「ビフォアー・シリーズ」の他にも、軽いタッチの喜劇も得意としている監督さん。
やっぱり外しませんでした!リンクレイター監督!
予告編だけだと、ケイト・ブランシェット演じる主婦が周りに認められず行方不明になる女性の自立みたいな作品かと思ってたら、、
違いました💦
最初からブランシェット演じるバーナデットがかっ飛ばします!1人で一気に息巻き、捲し立てます!
んん、バーナデット、少し○○な人かな?
あんなにお隣さんを口撃して、トラブルにならないかな?
なるんです!遂にある事故をきっかけに全面衝突してしまいます。
そう、回りが彼女によって振り回されていきます。ひとりを除いて、、
バーナデットがなぜ今シアトルに住んでいるのか、かつては何をしていたのか、
下手な映画だったら、回想シーンで説明するところを、伝え方が上手いですね〜
もうお分かりでしょう。(ネタバレじゃないよね、、)これは、オトナの発達障害のお話です。
彼女らは、他人との距離感を保つのが苦手です。同時に複数のことを処理するのも得意ではありません。
しかし、ひとつのことに集中して、独創的なアイデアやイマジネーションを発揮することに秀でいていることがあります。
バーナデットはまさにそんな人物だったのです。
彼女はやや特殊な立場だと思いますが、
家庭と仕事。人生においての仕事の意味みたいなものも考えさせてくれます。
私のレビューの冒頭に戻りますが、こんな人物をどう演じるか、多くの役者さんたちが他者とうまくいかないオトナを演じてきたと思いますが、そんな中で、この映画のケイト・ブランシェットのこの演技は、秀逸、秀でています!
演技者を目指している方には、必見だと思います。
捲し立て隣人を口撃している時にも、その狂気の後に、後悔や自己嫌悪や不安な気持ちがちらっと垣間見れる、そんな突飛な行動の中にも重複した感情の積み重ねを感じさせてくれる気がします。
物語としても、こんなバーナデットの世界で唯一の真の理解者がいること、その人が必死に地球の局地までバーナデットを探す旅路も心打たれました。
地味ですが、とてもハートウォーミングな映画です。
最上級の演技も堪能できます!
僕のチョイス、大正解でした!(ちなみにこの日は、平日ハシゴDAYで、本作の後、場所を新都心から浦和に移して「グランツーリシモ」を観ました。豪華で満足度100のハシゴDAYでした!😆)