カプチンバード

誰がハマーショルドを殺したかのカプチンバードのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

第二代国連事務総長ハマーショルド(以下ハマショー)が1961年に亡くなった。事件か事故か?監督はハマショーが乗っていた飛行機のローデシアの墜落現場を掘りにいこうとする。
この事件を計画したサイマ(南アフリカ海洋研究所)という謎の組織にぶち当たる。
(自転車通販サイトのCM曲が脳内再生されてしまう。)

中世以降アフリカを利用しようとしてきた欧米列強の敵がバリバリ人権派のハマショーで、邪魔になったサイマが暗殺したんじゃないか?という疑惑からドキュメンタリータッチで描く。

白人至上主義組織のサイマの悪行の数々が暴露されるけど、ムー的なところは黒人を減らすためにワクチンにエイズウイルスを混ぜていたという陰謀論(補強する証言は沢山あるけど、どれも証拠としては…)。サイマはもちろん白い制服だし、当然CIAもMI6も出てきます!
サイマは5000人とも言われてるけど、なぜ今までこの所業がバレなかったの?
スペードのエース残すキャッツアイ的なCIAって雑すぎじゃない?
というのは野暮というものよ。

寝不足気味で観に行ったので危なかったけど近くのおじさんのイビキをソーシャルディスタンスで聴きながら最後まで鑑賞(あぶねぇ)。

感想は…証言ばかりで真実がわからないじゃん、掘ってみればいいじゃん、掘らしてよ!(許可が降りなかったけど)…
結局は謎のままの半信半疑な感じで終わります、もやもや、でも面白かった。

日航機墜落事件もマレーシア機行方不明事件も、飛行機が絡むとこうした疑惑はついて回りますね。
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