行方不明の息子を探し続けているだけなのに酷い目に遭う母親の話。
久しぶりに歯ぎしりしながらの鑑賞。
劇中にもあるけど、とにかく行方不明の子が多いのがつらい。
実は日本でも９歳以下の子どもの行方不明数は、年間９００人以上になるらしい。
1日3人てまじですか？！
途中夫に「一回止めて君ならどうする？と聞きたくなるような話だね」
と言われ一時停止した。けど考えたら吐きそうになった。
ずっと探し続けていた子どもがいるかもしれない、とわかると
冷静ではいられないね。観てて胃が痛い。
前半のショッキングな出来事からの緊張感と
後半の畳みかけるクライマックスに心臓がバクバク。
最後の最後までとにかく強烈。
子供の行方不明だけで、こんなに手に汗握るとは恐れ入る。
先日クムジャさんを観たばかりなので
イ・ヨンエの芝居の強烈さはわかってたつもりだけど
こんな体当たりだとは思わなかった…。
イ・ヨンエ殴り飛ばされてるし。すごいわ。
あと実際に子どもが行方不明になった親にしか見えない。
この映画を観て
日本にも1日3人程度の子どもの行方不明がいるのであれば
もっと関心を持たないとなと反省した。何ができるわけでもないけど…。
気分が悪くなりながらも共感してしまう衝撃的な映画。
いまだに緊張が解けない…。
