わんわん

ミュータント・ニンジャ・タートルズ2のわんわんのレビュー・感想・評価

5.0
仕事の参考資料として久々に見直した。やっぱり亀は良い。

前作の1ではシナリオ、色トーンもやや暗くて写実的だった。
もしかしたらタートルズ本当に下水道にいるかもなリアリティがあったが、2作目はさらに明るくしてる印象。わちゃわちゃしてて見て楽しい。

アニメやコミックにそういう描写あったか覚えてないが、序盤のおもちゃ屋で泥棒退治するシーンは、おもちゃを適当に取ってふざけて戦ってたのはとてもタートルズっぽくていい。

「ボヤな連中だ、遊び心ってもんがない」
前作のドナテロはこう言った。

そうです、遊ぶ心なのです。

遊び心があるからこそ、どんなピンチでも笑いに変えられ、勝ち負けや失敗を気にせず立ち向かえる。
そして柔軟でクリエイティブな考え方ができ、敵にも読まれにくい。だから亀たちは強いだ。

いつからでしょうか
大人の私たちは劣化した資本主義に色染、損得勘定や勝ち負けばっかり考える哀れで弱い存在となった。

成功するために汚い手も使ったり、
先にマウントを取って自分を有利にしたり、嘘ついて自分だけ良ければいいチューチュー野郎になったり
勝ち負けゲームの中に、やるべきなことせずに他人の成功を邪魔をしたり
そんなつまらないことばかりする人一人がいると、全体に伝染していくんだ。

損得勘定や勝ち負けが先にあると、遊び心もなくなる。

まるでうんこ圧縮機能搭載の歩くうんち製造機だ。

強くなりたい時に、遊び心が忘れそうな時に、タートルズ作品をみるがいい。
わんわん

わんわん