極楽蝶

勝負は夜つけろの極楽蝶のレビュー・感想・評価

勝負は夜つけろ(1964年製作の映画)
3.5
スタイリッシュで、フォルム・ノワールを感じさせる作品。楽しめます。足が不自由なためにステッキがトレードマークでニヒルな田宮二郎さん(久須美役)がカッコいい! 怪しげな雰囲気を漂わせる美人役の久保菜穂子さん(斐那子役)も魅力的!!
公開当時は、久須美と斐那子のラブシーンは、想像をかきたてる刺激的な表現だったのではないかなぁ。期待を持たせながらも見せないところが憎い(笑)
それにしても、この作品でも悪役に中華系の人が出てきますねぇ。それと船。戦後の一時期の犯罪、特に海外とのコネクションがストーリーに含まれる作品には、中華系の悪役と船が絡むことが多いですねぇ(笑) 飛行機でなく船というのも時代というか、飛行機が一般にはまだ遠い存在だったのかなぁと感じます。
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