Kumonohate

鞍馬天狗 天狗廻状のKumonohateのレビュー・感想・評価

鞍馬天狗 天狗廻状(1952年製作の映画)
4.0
例によって、ツッコミどころとご都合主義の満載は言いっこなし。そんなことより、過去作に比べると格段に杉作(美空ひばりが)の活躍が目立つのと、アラカンの大立ち回りが頻出すること、それだけで満足しなくてはいけない。特に、ラストの立ち回りは圧巻で、当時49歳のアラカンの体のキレに恐れ入る。因みに、前作もそうだったが、冒頭に鞍馬天狗が馬を疾駆させる紹介カットっぽいのが出てくる。そこに流れるのがこれも前作同様「天国と地獄」(運動会でよく流れてたやつ)なのだが、これはいったいどうしたことだろう。事と次第によってはかなりのコメディー・センスということになるが、その断を下す前に、日本における “運動会音楽” としての同曲の歴史を調べる必要がある。
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