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デモンハウスのhorahukiのレビュー・感想・評価

デモンハウス(1997年製作の映画)
3.4
ここは幽霊屋敷じゃない
地獄の入り口よ!

ハロウィンでウキウキな10代のクソ若者グループが酒売ってくれない店主にマジギレ。店主が威嚇用に持ち出したショットガンを奪ったところで警察が偶然店内に…。若者ビビって発泡。警官に命中。どっかに隠れないと!ってことで例の廃墟に侵入して悪魔とパーリナイッ!するシリーズ3作目。

10月はハロウィン⑥

一作目の監督が脚本として参加しているからか、姿見をスプリットスクリーンみたいに使っておっぱいを真正面からと別アングルからで同じ画面の中にアップで収めてくるおっぱい好きな作風が相変わらずで笑った🤣

口紅乳首inとかパイ◯リに匹敵するような意味不明に気合の入った特殊メイクがなかったのは残念だけど、ガチ目な銃口フ◯ラを見せつけてくる悪魔さんのセンスは流石の一言!最後の一滴まで搾り取るようにポロポロと銃口から銃弾が溢れてくる口内発射は多分歴史に残る(残すべき笑)暗喩表現!

本作は、警官に発砲したから人生詰んだわ…ってなったヤケクソ野郎といつもの悪魔さんの2人が廃墟の中で好き勝手やってる感じ。警官との撃ち合いで腹撃たれた仲間もいるんだけど、警官撃ったから病院に連れて行くと人生詰むってことで放置する方針を打ち出すヤケクソさんのせいで仲間分裂。そこに悪魔さんが茶々入れてきて、そんな若者たちを楽しそうに弄ぶ。悪魔さんによってゾンビ化させられた若者たちも自分の欲望に従って好き勝手動くのでカオスっぷりが楽しい。

シリーズ恒例となった悪魔さん復活からの『死霊のはらわた』的高スピードカメラは今回もしっかり搭載。スプリット舌で頭貫通するディープ過ぎるディープキスとか、他人の男を寝取る泥棒猫がマジで泥棒猫になったりとか、ユーモア溢れる遊び心も相変わらず。そして前作で聖水攻めに合いまくったからか、聖水でもなんでもないただの水も悪魔さんに効果抜群になるというプラシーボ効果も笑った!一応、一作目から水がダメ設定だったからそのせいなんだろうけど😂

若者たちの逃げ惑う姿と、定年まで2時間の善良な警部補による捜索の2つの筋を交差させる手堅い構成からの特にそこから何か良い着地点を設けようという気は特にないテンション頼りな破茶滅茶具合が好き。とはいえ前二作に比べると少し大人しめだったのが残念だった。
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