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“樹木希林”を生きるのbibliophageのレビュー・感想・評価

“樹木希林”を生きる(2019年製作の映画)
2.5
髪結いの出来を希林さんに問う若い美容師さんに対して「自分で感じて、責任を取らせるような事はないから」、樹木希林さんの言葉には素晴らしいものがあります。そう、若い人には、判断を委ねる前に、まず自分で判断して欲しいと思います。この作品、2017年の4本の映画出演を追いかけたNHKのドキュメンタリー番組に未公開映像を加えて再編集したものとのこと。

この作品のいらっとさせるポイントは、木寺監督の若いところ。希林さんへの問いも、答えもとってもあまい感じを持ちました。希林さんの覚悟を決めた問いに対して、何も答えない。その沈黙。前半調子よかったモノが後半動きを止めてしまいます。プランが固まらなかったのでしょう。ドキュメンタリーを作る上での視点と、何を伝え、見ている人に何を残したかったのか、よくわかりませんでした。私は作った事無いので難しさはわからないですが...ちょっと辛口でごめんなさい。

みなさんの評価を読んでみたいと思います。
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