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Redのmickのネタバレレビュー・内容・結末

Red(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

塔子役の夏帆ちゃん、鞍田役の妻夫木くん、真役の間宮くん、小鷹役の佑くんも、食堂の夫婦たちも、みんな見事だった。
役に向き合って丁寧な仕事をしているのが伝わった。

塔子と鞍田の心の繋がりは言葉では多くは語られないけど、ラブシーンの表情や感情の動きから読み取る事が出来る。
すごい演技だった!

感情を押さえつけて生きてきた事でタガが外れていく塔子に私は全く共感しないのだけど、自分が籠の中の鳥みたいな存在だったら自由に羽ばたいてみたいとは思う。

とはいえ、その境遇を自らが作り上げたのだから、「なんで結婚したの?」と
小鷹の放った言葉の方にすごく共感する。

さらに、自分が本気で好きな人と一緒にいられるだけで幸せなのだと言う食堂の夫婦や、塔子の母親の忠告がすごく腹落ちした。

妻への配慮に欠けるけど、悪気なく純粋に塔子を愛し、家庭を守ろうとしている真がとても可哀想だった。

最後の塔子が1人で建物の中で立っているシーン辺りから、???で置いてきぼりに。。

解説を読んで、あれは鞍田の火葬場だったのだと理解した。
原作から大分端折られてるし、原作とは違うエンディングだと言う事も分かり、
私にはいろいろ解説が必要な作品だった。

ちゃんと空気読む小鷹の方が塔子に合うんじゃないかと思っちゃった。
私は完全に小鷹の方がタイプ。
鞍田さん、具合悪くても性欲はあるのね(笑)
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