このレビューはネタバレを含みます
悲しすぎる。
ただ不倫映画かと思っていたら、悲しすぎた。
不倫はよくはないことだし、傷つく人がいることも確かだし。
でも、塔子の入った家庭の状況とか、旦那とのやりとりとか見ていると、正当化するわけじゃないけど、傍目からでも窮屈そうなのは確か。
最初は、チャラそうと思っていた柄本さんが、塔子が旦那から、「母親だから」大雪の中酒蔵から帰ってくるように言われるシーンで、「何百年前の話だ」、「なんで結婚したの」と言ったとき、そして塔子から「あなたには分からない」と言われ、「わかった」と反発することなく言ったとき、唯一真っ直ぐな人かも…と思った。あの言葉で塔子は目を覚ますのか…？と。
色々な思いや背景があって塔子は旦那と結婚したんだろうけど、正直なんで結婚したのか分からなかった。(読み込めてないだけかも。)
最後は、くらたさんを選んだってこと？
現実的なことを考えると、色々と、もっと他にあるだろうに、と思うところもあったけれど、映画だからね…。
雪景色で、なんだかずっと寒かった。
夜の道路、街灯に照らされる車内の様子が美しかった。
