NEWおっさん

RedのNEWおっさんのレビュー・感想・評価

Red(2020年製作の映画)
2.0
「雰囲気不倫映画」

直木賞作家の島本理生の同名小説を映画化。監督は三島有紀子。不倫がテーマの作品。

結婚して一見順風満帆そうに見える女が、抑圧されている結婚生活の半ば昔別れた忘れられない男と再会し、その人に惹かれていくといった話だが、なんかよくある不倫モノの域を出ていない印象だった。

もう開始早々に再会してキスしまくってるのが、何もう不倫してる前提の話なの?と思った。溜めも何もあったもんじゃない。つか旦那のマザコンぶりに辟易するのは分かるが、かといって仕事始めてすぐ簡単に先輩と遊びに行ったりとかこの女はこの女で不倫楽しんでるとしか思えない行動だわ。

これ小説版よりだいぶ話を省かれてるんじゃないだろうか。噂によるとラブシーンももっと多いらしいし、何やってんだよと憤慨。演出のゆったりさといい、ああ女の監督だなと感じる。最後の選択はそれなりに見応えあったが、まあそうなるよなあとしか思えなかった。もっと葛藤が欲しかったのに無駄に演出のせいで長く感じた。まあでも夏帆はエロかったよ。役得。