過去の3部作は、世代ということもあり、すべて観ています。
一作目は何度か観た気がしますが、正直、内容を説明しろと言われても正確に答えられる自信はありません。とにかく、今のこの世の中というものがすべて虚構(プログラム)で、実際は機械に支配された荒廃した世界なんだよ、的なものだったかと思います。そんな支配から人々を解放できる救世主が、キアヌ演じるネオである、と。
第二、第三作目の内容は、ほとんど覚えていません。
そんな状態で今作を観ました。
それが影響してのことかはわかりませんが、あまりおもしろくは感じませんでした。
当然、過去作を踏まえた内容なわけですが、全体的に重厚さに欠けている気がしました。
アクションも少ないですし、見応えも薄かったです。キアヌの年齢を考えたら仕方のないことかも知れませんが、主人公であるネオが、あまりに都合のいい存在になりすぎていて、救世主というか、むしろ、最近のネット小説にありがちなチート主人公にしか見えませんでした。
序盤の、ネオを取り巻く人間たちの会話も、いわゆるメタ的なセリフややりとりが多くて、たびたび興醒めさせられるばかりでした。
総じて、
スター・ウォーズep7を観たときと似た感覚を味わいました。