劇場初め。
映画情報のサイトやテレビのシネマコーナーは、ウォシャウスキー兄弟が姉妹に、という重要じゃない要素をまるで映画のシーンとしたいかのように、含みを持たせてスキャンダラスチックに紹介していたけど、鑑賞後の印象はマトリックスはマトリックスであって、他に何も言いようのない作品に仕上がっています。
死したネオとトリニティーがいかにしてレザレクション(復活)するか。
メシアの散ったリアル世界と、現代のマトリックスがディゾルブし始めるタイミングは、まるで白いふわふわした綿菓子が大きく欠けていく時のような、目を外したくとも外せない魅力あるカットが展開していく。
前作でも聞かれた「長い」の声も、レザレクションするだろうが、まあ、昨今は長い作品も多い。ネガティブな意見と捉えず、ファンの方はぜひ何度も。
複数回の試聴を重ねるごとに新たな発見があります。きっと。
2022初めの1本として選んで良かった。
今年も春から映画運と縁起がラッキー。
リアル。またその言葉か。
うんざりするネオが微笑ましい。