すいかのたね

マトリックス レザレクションズのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

まあギリギリ良かったかな…と思ってましたが最後の「ニャトリックス!」で結構ガッカリきてしまいました。

お話
若干曖昧な記憶ですが3の時点で「そもそも人間が地球環境ぶっ壊したから機械ナシじゃ生きられないんで…でも、もうそろそろ人間と機械は共存するか…ネオ君生贄お願いね」で終わってたと思います。個人的にはザイオンの人々はその事実知らないから人間の反乱はなにも解決しないよなと思ってましたが…。
今回、何か成り行きで機械と共生し始めててまあこれはこれでいいかと思いました。しかしあらすじ的には

バックス・モーフィアス「まあとりあえずネオ目覚めさせるか」
ネオ「トリニティ助けたいです(それ以外あんまりない)」
ナイオビ「まあ何かそこそこ生活できてるし荒らさないでよ」

結構本当にとりあえずネオ見つけたんで目覚めさせます、あとまあネオにはトリニティ必須でしょ、で話としては終わります。ラブストーリーとしては良いんですが、結局マトリックス世界の現実の扱いには全然触れず、仮想現実世界をちょっといじるかー、で終わってしまって結局何がしたい話だったのか全然分かりませんでした。

あと本当に自虐がひっどい、マトリックスとは「バレットタイムだ!マトリックス避けだ!哲学だ!でも結局作品重ねて死んじゃったんだよね…」ってそれ分かってるなら最低限バレットタイムとマトリックス避けは入れてくれよ…。冒頭にも書きましたが「ニャトリックス」は本当にアホかと思いました。そんなに続編作るの嫌だったのかな?


アクション
スローモーション多用するシーン以外結構分りづらいし見づらいです。アクションシーン自体も結構少なめ…壁走りと空中撃ちだけじゃなく、もっと洒落たアクション入れて欲しかった。好きだったのはスミスVSアナリストかな…勝ち誇ってるアナリストにドヤるスミスはカッコよかったです。思い返すとネオのカッコいいアクションシーンは少なかったなあ…後半は両手かざして盾するだけだし…ネオとトリニティーが触れ合ってからは無双するくらいでも良かったと思います。


キャラクター
話と連動しますが皆やりたいことがバラバラすぎて、キャラが話の足を引っ張ってるなと思いました。特にザイオンの皆さま、もうちょっと統一感を出してくれ…ナイオビも皆を纏めきれてるのかどうかよく分からないし、ザイオンの人を全然映さないからあの世界の生活が全然分かりませんでした。
あとネオは世界の全貌知ってるわけだからちゃんと「機械がないともう現実は生きられない世界なんだ」とかそういう説明はしないといけないんじゃないかな?未だに「ザイオンに自由を」と考えてる若者がいるみたいだし…不穏だなと思ってしまった。

まあ微妙だろうなと思いながら見に行きましたがやっぱり微妙…でもネオとトリニティはまあカッコよかったからギリOK!…という感覚も最後の自虐で吹き飛ばされました。1作目は文句なしに最高だと思いますが…続編の中でも今回は特にダメだったなという感想です。
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