ベビーパウダー山崎

盗撮リポート 陰写!のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

盗撮リポート 陰写!(1991年製作の映画)
2.5
精神科医に多重人格、ビデオカメラ、ノイズ、新宿アルタ前、肉体破壊と血。物語などあってないような、いつもの佐藤寿保にしか撮れない佐藤寿保の映画だが、今作に関してはイメージ(語られない不可解な言動)が強すぎて非現実な表現がたんなる場当たり的な記号のまま提示されているようなつまらなさを感じた。佐藤寿保映画で愛情が結びつくと別れ(死)が訪れ、お互いの感情が繋がる先は暗闇しかない。