ありんこ

The Perfume of the Lady in Black(英題)のありんこのレビュー・感想・評価

4.3
過去鑑賞記録。
ジャッロによくある幼少時のトラウマで男性恐怖症を拗らせたヒロインのサイコスリラー。華やかなインテリアとファッションがとてもよかった。

ヒロインのシルビアは『四匹の蠅』などのミムジー・ファーマー。
シルビアは幼い頃、性的に奔放な母親と間男との関係を見てしまう。そのせいか男性嫌悪気味で、アパートの隣人はじめ、会う男みな彼女に欲情の目を向けている気がしてならない。だが彼女はそんな怯えを押し隠し、彼氏もいた。
友人フランチェスカの紹介で盲目の霊能者に見てもらったシルビアは、曖昧だった過去の記憶を言い当てられそうになり、知りたくないのか、その場から逃げ出してしまう。その後、シルビアの前に白い服の少女が現れるようになる。それは幼い頃のシルビアだった……。

例によって現実なのかヒロインの妄想なのか区別がつかない系の映画。おのずとオチもわかってしまうのだが、そのあとが予想を斜めから飛び越してきて驚いた(笑)。あれも主人公の妄想なのでしょうか。
ありんこ

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