町蔵

8月のエバの町蔵のネタバレレビュー・内容・結末

8月のエバ(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

(2020年/129分/カラー/デジタル/スペイン語・日本語字幕)
監督:ホナス・トルエバ
出演:イタソ・アラナ、ビト・サンス、ジョーマンホン



33歳のエバは、多くの人がヴァカンスに出かける8月に、マドリードにとどまることに。人気の少ない都会の休日を一人気ままに過ごしていたエバは、ある野外イベントに参加し、今まで縁がなかった人々との出会いを経験する。ヴァカンスシーズンを一人で過ごす女性が、ゆっくり自らと向き合い、新しい自分を見つけていく「親密なる日記」。2019 年カンヌ映画祭ACID 上映作品、第16回ラテンビート映画祭出品。「型にはまった観光とはかけ離れたそぞろ歩きを続けていくにつれて、エバは“世界に存在するための新たなる方法”を自ら作り出していく。予想不可能なものを引き寄せては、それを受け入れ、偶然を記憶へと留めながら、それによって導かれて。」エヴァ・マルコヴィッツ

バカンス地ではないバカンス時期のマドリッドでの、ロジェやブラックを思わせる男女の機微も描いたバカンス映画。
たった2週間のできごとが淡々と濃密に描かれる。
主人公は水着では恥じらいながらも、子持ちの男とはあっさりセックスする。それまでの、33才という年齢の微妙さが伏線となっている。
次作も是非見たいが、果たして日本で一般公開されるかは疑問である。
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