QTaka

雨のやむときのQTakaのレビュー・感想・評価

雨のやむとき(2019年製作の映画)
2.5
居場所のない子供たち。
子どもの目線で日々を描くと何が見えてくるのか。
あらかじめ設定された社会を上手に生きられない子供たち。
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子供の姿を子供の立場で、子どもの目線で描くと、その世界の生き辛さ、難しさが浮き彫りになる。
”普通”に生きるってそんなに簡単じゃないんだ。
あれっ?そんなに難しかったかな〜(っと自分の昔を振り返る)
難しさは大人のせいなのか。
大人が子供化している為に、子供が頼るべき社会が壊れかけている。
一方で、子供が大人化している姿が見られ、自ら生きる場所を切り開く姿すら見える。
子供の強さに、大人が甘えているのかもしれない。
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上手く生きられない、不器用な子供が互いの存在を認めたときに、一人じゃない”生き方”を見つけられる。
”生き方”って、子供の頃に身に付くものなんだな。
面白い視点で綴られた映画でした。
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