NHK教育テレビ 23時頃にほんのりやっていそうな映画だった。
セリフがほぼない。
説明的な映画が多い邦画にあって、これはあまりに思想も説明もない。
アイディアと編集技術だけで突っ走ってしまった感。
なぜ彼は自転車に追われるのか?
30分の中に10分間日常景を撮った意図は?なぜその自転車だけ意思を持ったのか?等々明かされないまま置いていかれる。
例えばゴジラなら水爆実験で〜とか
レディプレヤーワンなら天才ゲームクリエイターが作って〜
という状況説明が入るが、全くの置いてけぼり。
娯楽映画としては物足りないし、ハリウッドの映画を観ればいいし、かといって人の葛藤や苦悶、懊悩が色濃く描かれているわけでもない。
「自転車うまく撮れてよかったですね。
よくできました💮」