喜連川風連

自転車は秋の底の喜連川風連のレビュー・感想・評価

自転車は秋の底(2019年製作の映画)
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NHK教育テレビ 23時頃にほんのりやっていそうな映画だった。

セリフがほぼない。

説明的な映画が多い邦画にあって、これはあまりに思想も説明もない。

アイディアと編集技術だけで突っ走ってしまった感。

なぜ彼は自転車に追われるのか?
30分の中に10分間日常景を撮った意図は?なぜその自転車だけ意思を持ったのか?等々明かされないまま置いていかれる。

例えばゴジラなら水爆実験で〜とか
レディプレヤーワンなら天才ゲームクリエイターが作って〜
という状況説明が入るが、全くの置いてけぼり。

娯楽映画としては物足りないし、ハリウッドの映画を観ればいいし、かといって人の葛藤や苦悶、懊悩が色濃く描かれているわけでもない。

「自転車うまく撮れてよかったですね。
よくできました💮」
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