銀幕短評(#573)
「東京少女」
2019年、日本。8分。
総合評価 87点。
わたしが口にしたちんこは、いまも どこかで元気にしているのだろうか
これはいい命題ですね。健全で いさぎよい。
東京少女ひとりの独白で、あたまから仕舞いまで、ひたすらつっぱしる。ただ8分間を。映像と独白のスピードが尋常ではない。つまり めちゃ早い。ネイティブ日本人のわたしが観ても、初回では情報量の8割程度しか拾えない。
でもそれでいいんですよ。少女(といっても20才)の思考のながれ、まあ少女に限らず 少年でも中年でも、ひとの思考やひらめきは ときに光のように速い。その点に着目して、本作でそれを具現化した製作陣のアイディアと手ぎわを、おおいに評価します。また、彼女が吐露した ナイーブなメッセージの大部分に共感しますね。ちんこは別ですよ。