Lazy

マザーレス・ブルックリンのLazyのレビュー・感想・評価

マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)
4.2
エドワード・ノートン監督・脚本・製作・主演。
私は俳優としての彼があまり好みで無かったが、本作を観て少し好きになりました。
舞台はニューヨーク。
日本語のウィキペディアには1957年にライオネル(ノートン)がフランク(ウィリス)に孤児院から引き取られたとあるが、ドジャーズがブルックリンからロスアンゼルスに移転したのが1958年であることを考えるとこれは誤りである。この物語が1957年ということになる。
全編に亘り素敵なジャズが流れています。エンディングテーマなどは映画とは別にずっと聴いていたくなるような素晴らしい演奏です。作中にジャズクラブのシーンもあり、一度だけ訪れたことのあるヴィレッジ・ヴァンガードを思い出してしまいました。
ブルース・ウィリスが出ていましたが、すぐにいなくなってしまいました。
ストーリーはとても興味深いが、何しろ長い。途中2度ほど休憩を入れました。映画館だと厳しいです。伏線も適度に散りばめられているので、復習も入れると4時間くらいかかってしまいます。
ライオネルはチック症で、それが却って好印象を与えるようになっています。ノートンは映画「スコア」で身障者のふりをする健常者の役を演じており、そういうのが好きなのかもしれません。
2019年11月公開とあるが、撮影中ウィリスはすでに失語症を発症していたのでしょうか。最近家族により認知症であることが発表されましたが、それはそれは切なくて悲しい報道でした。
IF!
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