Joey

君といた108日のJoeyのレビュー・感想・評価

君といた108日(2020年製作の映画)
3.0
クリスチャン・ロックって、あまり意識した事がなくて、でも全く聞いた事が無かった訳でもない。この映画とは全然関係ないけど、シックスペンス・ノン・ザ・リッチャーは大好きなバンドのひとつで、彼らのアルバム「Divine Discontent」は今でも大切な一枚。「Kiss Me」が大ヒットして一発屋扱いされているけど、このアルバムは素晴らしいものでした。そして、解散、再結成。ヒット曲とは無縁な活動になっているけど、多分、信仰を選んだのだと勝手に解釈している。でも、なぜ、そこまでして信仰するのか、理解できないままでいる。

音楽そのものに神が宿っていると思うので、そこにイエス様が登場するとちょっと混乱したりもする。神はなぜ、このような試練を与えるのか、それは謎のままだ。多分、試練をも愛しているのだろう。何もかも全てを愛するのがイエスの教えだとすると、愛すべきものは沢山ある。嫌いになっている場合じゃない。あの人も、この人も愛おしい。与えられたものには全て価値がある。そんな境地に達したような気になる作品で「シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー」というバンド名の由来も再認識できたような気はする。聴き直してみよう。違う音が聴こえるかもしれない。
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