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The Arbitrationのkissenger800のレビュー・感想・評価

The Arbitration(2016年製作の映画)
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7本目のナイジェリア映画体験にして主演アデスワ・エトミを見るのが実に4度目ですが、それは業界の狭さを示しているというよりネトフリが配信権を買えた制作会社がまだ偏ってるだけ、あるいはたった7本で語り出したくなる俺よ俺よ落ち着けよ。
映画冒頭から、この物語には3つの視点がある「あなたの視点」「私の視点」そして「真実」……って提示されて、おい。ってなるんですけど、つまり『羅生門』(1950)的な世界観を根本では理解していないってことでは。と思いかけ、いや待てナイジェリアで映画を見る層は、いまのところこういう表現でないと伝わらないってことかも? など、例によって即断しかける俺vsたしなめる俺の戦いで忙しい思いをさせられました。
電子マネーがべらぼうに普及するアフリカ社会ならではの設定とか、相変わらず個人的に楽しめる要素はあったのでよかったです(アフレコで載せた音があきらかにズレる、とかはさすがに苦笑したけど)。
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