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ショーリールのyのネタバレレビュー・内容・結末

ショーリール(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

夜間に清掃員をしている映画女優志望のシリア移民の女性ナスリーンが、夜な夜な空想でゾンビを倒したり、ドラゴン・キラーになったり、ライトセーバーを振り回したり。これは面白い。町のネオンに彼女の感情が文字として浮き上がったり、現実と虚構とが入り混じる映像が面白い。
"Hey, dreamer. Time to wake up." そうやって現実を突きつける人々と、自分との戦い。日常の中で誰に見せるわけでもなく、キャラクターを作り上げて演技の訓練をする彼女。練習としては最適なのだろうが、巻き込まれてそれを知らされない周りの人々の動揺した顔を見るとちょっと不憫w 最終的には、ナスリーン役の女優が自らの立場を明かして観客に向けて語り掛ける入れ子構造。良く出来た短編映画。
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