経年変化

もう一人の捕虜の経年変化のレビュー・感想・評価

もう一人の捕虜(1953年製作の映画)
3.8
自作マネキンを使って収容所脱走を試みるという斬新な案に笑う。思いの外完成度は高いが日中にも拘わらず全くそれに気付かないナチスを揶揄するようなギルバート流の挑発がジワる。
入浴直後の点呼シークエンスでの愚弄っぷりといい、自ら空爆アボンされにいっちゃう後任所長といい、ドイツ人がこれを観たらさぞ複雑な気分にさせられるだろう