死体にはシルバーの三日月🌙が置かれる。同一人物の犯行と思われる、6人の女性が殺害された"ハーフムーン殺人事件"。唯一の生存者ジュリア。婚約者が6人の被害者とジュリアの繋がりを調査し始めるが―
地味な婚約者の地味な犯人探しでとても地味なジャッロ。退屈
マリナ・マルファッティのシーンだけは華やかで超ジャッロしてて良かった🥺

• #70年代
• #イタリア
• #ジャッロ
• #ウンベルト・レンツィ

登場人物多いし、似てるし、かなり入り組んだ（ややこしい）話で、英語字幕のみはキツかった（笑）。あとからネットで調べて補完して、ようやくどんな話かわかった感じ。しかもそんなに残虐描写はないので、ジャッロとも言い難いくらい（笑）。

連続殺人に巻き込まれるヒロインジュリアと恋人マーク。まあ、そもそも被害者の女性がジュリアの経営するホテルの元従業員で友人だったから完全に無関係というわけではないのだけど。彼女のために犯人探しを始める二人。ところが彼らを嘲笑うかのように犯人は先手を打って殺害を続けるのだった。

犯人はものすご意外な人物ではありますが、中盤から復讐目的なんだなとわかってくる。一番かわいそうなのが身代わりに殺されてしまう双子の妹。電気ドリルで……でもこれが唯一のグロ描写かも。ジュリアが一人残った家で狙われるクライマックスはそれなりにハラハラしたけど、なんだか２時間サスペンスを見てるみたいな感じだった。

• #ジャッロ

ウンベルト・レンツィのジャーロ映画。2番目の被害者殺害の演出が良い。赤い絵具の涙が流れる自画像と首を絞められる女の見開かれた眼のクロースアップとの切り返し。自画像にそうしたように死体が絵具で汚され、首から上が額縁に乗る。見事な殺人芸術。

死体に絵具が垂れ落ちる直前の操り人形のショットも強烈。軋むような音を立て操り人形の右腕が前後に動き、まるで人形が死体を汚しているよう。正体を明かせない殺人鬼の代わりとしてはこれ以上ないほど不気味な代役。