あやの

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画のあやののレビュー・感想・評価

3.3
cocoさんオンライン試写会にて。
ありがとうございました!

本作はサムロックウェル似(どっか似てない?)の心の良い上司のもと、主役のママを初めとするチームが火星探査機を打ち上げるプロジェクトの話なんですが、
まずインドの宇宙事業ってこの時代でもう進んでたんだ、という事、
そしてインドでこの時代この業界で、女性が十分活躍していたんだ、
って2つにへ~。

話は分かりやすくシンプルで、
キャラは複数いるんだけど強すぎず弱すぎずほど良い個性というか。
頭の固い旦那と反発する息子を持つ大らかなママ(主役)、NASAに転職しようとするモテ女、姑にどやされるなか出産したい女性、旦那の浮気に悩まされていた女性、兵士の夫のお見舞いを仕事を控えてでもやらなきゃと思う女性、女性と付き合いたい経験のない不運な男、おじいちゃんとか。
ていうかキレイな人ばっかなんだけど。
で、ミュージカル?要素がワンシーンくらいしかない。
全体としてまとまっている良い話でした。個人的には近いものでいえばドリームかな?だけどドリームより泥臭くて、より親しみを感じた。

あといつも思うんですけど、
インド映画のこーゆーノンフィクションもの(実在した偉人系、プロジェクト系、皆に知識や親しみがあんまり無さそうなジャンルのもの、社会問題取り入れてる系)って、
すごく素人にも見やすいように仕上がってると思う。アメリカ映画とかよりも。
それってどうすれば一番自国の現状や誇りを皆に分かりやすく伝えられるのか、試行錯誤に努力を重ねまくっているんじゃないかな、と勝手に推測している。
お国柄なのか輸出できる映画がそうなのか知らないけど、気持ちの良いハッピーエンド多いし。
安心して観られるから好きです。

ラストの実際のスピーチ映像、このプロジェクトにかかった費用はハリウッド映画より安く済んでる、って凄い事実だし、ユーモアだなぁ。

関係ないですが2020年の映画鑑賞はここまでで116本。
ユーネクスト無料期間が功を奏したのか(入れ)個人的には満足。
あやの

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