韓国の戦争を舞台とした映画はいくつも観ているがこれも素晴らしい映画だった。
極限の中で繰り広げられる生死の様はもちろん想像するしかないんだけど、きっと国の為と言うより、愛する人や家族、友人の為の戦いなんだろうな。
小学校低学年の頃、道を歩いていたら向こうから野良犬が凄い勢いで僕に襲いかかってきた。とっさに出た声は、キャーッだった。
後で思い返してみると何故ウワーッとかじゃなくてキャーッだったのか。
本質ってこんなことなんだろうか。
泳いで逃げる選択をせず、北の兵士に向かっていくふたりの極限の中での本質をまざまざと見せられて震える想いだった。
きっとふたりに後悔はなかっただろう。
そーゆーとこ見せるの上手い。
そしてラストのシーン。
泣いた。