公開が約1年延期となりましたが、初回上映館は少ないものの無事公開出来た事を大変嬉しく思っております。今泉監督からはこれから上映館が増えていく旨舞台挨拶で仰っていたので、多くの方に観ていただきたい作品故嬉しくなる情報でした。因みに舞台挨拶は動画にて拝見しました。
今作、先ずは始まりと終わり、そして今泉監督直筆のタイトルが秀逸。このセンスは流石今泉監督としか言えません。ホント素晴らしいです。
開始早々出てくるご老人、後に控室で若葉竜也さん演じる青と朝ドラのお話をしており、それを舞台挨拶で若葉さんと今泉監督がネタにしているのですが、上映が1年延期になったからこその小ネタになって笑ってしまいました。加えて友情出演の成田凌さん演じる間宮が朝ドラ出演役者という設定・・・。コロナ禍で延期となった事が、逆にそんな笑ってしまうエピソードを作ってしまうなんて今泉監督は恋愛映画の神様がついているとしか思えません。
因みに上記ご老人を演じるのは、私が愛して止まない「コワすぎシリーズ」に登場する胡散臭い老いたアイツを演じるあの役者さんでした。
終始今泉監督の恋愛観を堪能できる今作ですが、ある修羅場シーンは同監督だからこそ作り上げる事の出来る内容でホント最高でした!
そして私が今作一番のお気に入りは中田青渚さん演じるイハと、青がイハの部屋でお話するシーン。結構長いそのシーンは長回しと思われ、でも凄く自然でまるでその場に自分も一緒に居て二人の話を楽しく聞いている様な感覚になりました。
更にそして!若葉さん演じる青が歌うチーズケーキの唄をフルで聴いてみたいっ
!
って、この曲作詞作曲が・・・、そうですか、そっちのセンスもあるんですね! 1コーラスしか聴いていませんがとっても良い曲です。
若葉さんと成田さんが絡むシーンは私が愛して止まない、「愛がなんだ」のマモちゃんと中原っちをまたスクリーンで観ている様でテンション上がりまくりっ!
若葉さんのチーズケーキの唄の弾き語りがかなりのクオリティ。メチャメチャ雰囲気ある若葉さんの歌声が印象的でしたっ!