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街の上でのpersimmon1aのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
4.5
アメリカでいうミレニアル世代、日本でいうところのゆとり世代の下北沢での日常会話で成り立ってると聞くと、Gen.gapを感じまくりでハマらないかなぁと思いきや、なんか会話が心地よかった。

特に青くんの会話の返し方が、付かず離れずというか、もちろん全然前のめりではないし、Aを聞かれてストレートなAの回答はしなくて、斜体のAやゴシック丸文字みたいな返しをするんだけど、かと言ってそれが相手に無関心を思わせる感じでも決してなくて、これが今時の心地良い距離のつめ方なのかなぁと思った。行きつけの店の店主と客って、自分の生活で言うと組まないけど道場でたまに会う人と割と近い距離感の関係性かもなーと、ゆるいスモールトークするときなんか参考になるなぁとか思ったり。

登場人物みなさん若くてかわいくていいなぁと思いながら見ていたけど、全員薄ベージュとかそんな色イメージの中、成田凌くんのビジュアルだけが小さな顔面積に黒目がちな瞳、黒髪、ひげ、と妙に輪郭のはっきりとしたdefineコンタクトみたいで存在感が異質だった。

「長いとか短いとか一番どうでもいい時間の概念だよ」みたいなセリフがあって刺さった。その通りかもしれない…何事も長さにとらわれてる傾向は否めない。

シモキタには何の思い入れもないけど、珉亭はあっ!て思ったし、古書ビビビはいつか行きたいな。
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