この手の下北界隈が舞台の若者映画の現在の到達点だよなって思う。漫画とかバンドとかそういうずっと流れてきてる文化の土地性とか若者の生き方とかかなり伝わってくるし、それでいて群像劇的な物語も面白いし、キャラクターそれぞれの接し方も良い。あの頃。や愛がなんだも良い作品だけどこっちは力が抜けていて、流れが緩やかでとても観やすい。原作ありきの作品とは違った等身大の良さが結構出てる。若葉竜也のちょうど良い存在感がものすごく大事なことでもあるんだけど。あの表情の演技はパワーあるよな。
地方に住んでた頃の中高生の頃に観たとしたら絶対に下北に住みたくなるし憧れる。現実はどうかわからないけど夢があるよな。
