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街の上でのデイのレビュー・感想・評価

街の上で(2019年製作の映画)
3.9
「愛がなんだ」の今泉力哉監督作品だと、観終わってから、気付きました。

だからなんだー!!
「愛がなんだ」に出演していた
若葉竜也さんが主演だし、
成田凌が"友情出演"となっていますね。

下北(下北沢)を舞台にした若者の群像劇。

東京に住んで早20年弱ぐらい経ちますが、下北って行った事が無いですねー。

ここの登場人物の若者より若い時に一度だけ行っただけ。
多分、元カレと。
神奈川県か埼玉県に住んでいた時かな?
昼間だった…。もう、うる覚えで記憶にすら残らない。

下北のイメージは
古着屋さん
ライブハウス
"レコード"店
小劇場etc…。

あとは、まだ売れて無い芸人さん達がお金が無いから、シェアハウスとして住んでいるイメージ。

若葉竜也演じる主人公の青。
見た目通り、言いたい事を上手く伝えられなかったり、ハッキリしなかったり
もう、揺れ揺れな男子なんですよね。

古着屋の店番をやっていて、
いつも「金沢の女」という本を読んでいる。
この本が気になり過ぎます!

古本屋の店主(劇中には出て来ない)と、店員の女の子と知り合いだったり

行き付けの喫茶店(カフェ?)があったり。

その喫茶店で若者がヴィムベンダース監督の映画の会話をしちゃうって、下北らしいのかな?

なんと言っても、行き付けのバーがあって、マスターと混み入った話まで出来る仲になっていたり…。

バーのマスターも、あー、いるいる!!
こんな人!!と思わせてくれるキャラクターでした。

そうやって、顔見知りのコミュニティが出来ているのも、下北っぽいです。

「愛がなんだ」でもそうでしたが、
今泉監督は夜の町の喧騒というか、ざわめきを撮るのが上手いですね。

週末の夜にシッポリと観るのに、程良い心地感を与えてくれます。

邦画独特のフィルムの質感。
最近、邦画を余り観なくなり、TVドラマも余り観なくなって、
知らない若い女優さんばかりでした。

どの映画か忘れてしまいましたが、
セリフが"棒読み"っぽく感じるのは、監督がワザとそうさせているのかな?

お巡りさんの
ちょっとキモい話が後々利いてくるなんて(笑

5人でのカオスなシーンは笑ったなー。

観ながら、誰もが思ったであろう
イハちゃんが良いよー。イハちゃんと上手く行けばなー。

と思いながらも、着地点は、そこなんだー。
と、ちょっとガクっ!!

綺麗な子ってだけで、雪の魅力が分からなかった。

浮気されて、フラれても引きずる人。
許せない!とスパっと別れちゃう人。

男女共にそれぞれいますよね。
私は青と同じかな(笑

淡々としていて、長いけれど、要らないシーンは無くて、
どこか不思議な…ん?ってシーンも盛り込まれていています。

なんとなーく、最後まで観てしまいました。

ピース又吉さんを頭の中で
ずっとイメージしていましたが、
彼は吉祥寺と井の頭公園でしたっけ。
下北も住んでいた事があったかな?

こういった、東京を舞台にした映画って好きですねー。

チーズケーキの曲が愛おしい。

冒頭シーンがラストで輪っかのように繋がっていて、なるほど!!となります。

何気無い日常を切り取った映画。
好きですね。

好きしか書いて無いかな?💦
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